常勤看護師と非常勤看護師の違い

看護師の働き方はさまざまありますが、その中でも多いのは常勤と非常勤の2通りです。

両者の最も大きな違いは、勤務時間と言えるでしょう。

常勤看護師は1日8時間の5日の場合だと週40時間勤務で、職場によっては夜勤にも入ります。

一方の非常勤看護師は、たとえば1日8時間の3日で週24時間勤務、1日6時間の5日で週30時間勤務など週40時間未満の働き方です。

夜勤なし、土日は休みといったように自分の希望条件に合わせて働けるのが非常勤のメリットでしょう。

このことから、常勤は正規雇用、非常勤は非正規雇用のパートとなるのが一般的です。

また、常勤看護師と非常勤看護師では給与形態も異なります。

常勤は月給でボーナスも支給されますが、非常勤の給与は時給で計算され基本的にボーナスは支給されません。

しかし、職場によっては非常勤でも寸志のボーナスが支給されることがあります。

福利厚生面でも常勤なら福利厚生はすべて受けられますが、非常勤は規定によって受けられない福利厚生があるのが実情です。

待遇面では常勤の方が高給で有利で、非常勤は給与が少ない、福利厚生面が充実していないというデメリットがあります。

その分、常勤看護師には残業があったり、委員会や勉強会などへの参加も必須だったりするのです。

非常勤看護師なら残業がほとんどなく、委員会や勉強会への参加義務もありません。

非常勤は待遇面では不利ですが、ワークライフバランスのとれた働き方ができるのがメリットです。